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出産後から不快症状に悩まされて来院される方もたくさんいらっしゃいます。腰痛・肩こりはもちろん、腕や足のしびれ・全身のだるさ・頭痛・動悸・手のこわばり・目の異常・耳鳴り・アゴの痛みなど症状は様々です。
最初は、腰痛だけだったのが次第にいろんな箇所が不調になっていくパターンが多いです。これは、妊娠→出産→育児という段階でどんどん体に負担がかかっていき積み重なっているということです。ですので、出産後に何かしら体に違和感が出始めたら早めに対応した方が大事にならずに済みます。
妊娠してお腹が大きくなるにつれて骨盤も前傾になっていき、出産時にも体力的にすごくエネルギーを使い、育児では抱っこ・おんぶなどの子供の世話で体を酷使していきます。更に子供の体重が増えていくにつれて負担が大きくなります。
出産後の不調をだましだまし過ごしていると、40代から更にガクンと悪化することも考えられます。忙しくて我慢してしまう人もいると思いますが、できれば親などに子供を預けて少しでも時間をとって体調を整えることを考えた方が無難だと思います。当然、我慢して育児をしていたら腰痛が悪化して抱っこもできない体になってしまうこともあり得ます。当院に来院される方は、だいたいこの一歩手前のお客様が多いです。
出産後の不調を抱えている方は、重症になる前(違和感ぐらいの時)の段階から旦那さんや両親に家事などを多めに手伝ってもらい負担を少しでも減らしていってもらいたいと思います。